美浜町の水晶浜海水浴場で、海水浴客がイルカにかまれるなどの被害が相次いでいることを受けて、
管理している地元の区は、海水浴場の閉鎖を検討していたが、被害を防ぐ対策を強化したうえで、開設し続けることを決めました。
竹波区は、新たな対策として、水上バイクによるパトロールを強化するほか、イルカが現れた際にサイレンを鳴らして、
海水浴客に危険を知らせたり、監視員がいる午前8時から午後5時までの時間帯以外は、遊泳しないよう呼びかけたりすることにしています。
ただ、さらにイルカによる被害が出た場合は、あらためて閉鎖を検討することにしています。
竹波区の山本文昭区長は「協議は難航したものの、安全対策を強化して海水浴場を開き続けることにした。
皆さんには安全のため、ルールを守ってほしい」と話している。
イルカによる被害が相次ぐなか、美浜町の水晶浜海水浴場が閉鎖されなかったことについて、
愛知県から来た海水浴客は「閉鎖していると思っていたので、開設されていて驚いた。注意を呼びかける放送がずっと流されていたり、
駐車場でも注意を聞いたりした。非常に危ないと思うので気をつけたい」と話していました。
海水浴場の近くにある浜茶屋の店員は、「開設するのか、閉鎖するのか分からず混乱した。食材の仕入れもしたし、
アルバイトのシフトも組んでいたので、営業できることはうれしいので頑張りたい。
安心できるとは言えないが夏の思い出を作ってほしい」と話していました。
浜茶屋の店員さんからお話を聞くことができた。
「現状、海水浴場閉鎖の報道がされてから、お客さんの数がかなり減っている。」
要因を調べていくと、交通アクセスや観光情報を調べるとき、Googleで「水晶浜」と検索すると
Googleビジネスの情報がまだ臨時休業となっているようだ。(※2023/07/26現在)
こちらは行政、観光協会などがアカウント管理をしているのだろうか?
例年水晶浜に訪れる関西・中部方面からの海水浴客は、この情報を見て、行き先を変更している方も多くおられるようだ。
夏季の短い営業期間を考えると、要因となっている内容を早期に把握し、できるだけ早い対応が求められる。
コロナが第5種へ引き下げられ、今年の夏はインバウンドや関西・中部方面からの海水浴客の戻りが期待されていただけに、
今回の報道に地元は大変混乱しているようだ。